恐竜化石の研究法(07.12.02)
 「この恐竜は肉食の恐竜だったんだよ」「あの恐竜は4本足で歩いていたよ」大昔の恐竜たちの暮らしなど見たことがないのに研究者はなぜそんなことがわかると思いますか?実はこれらは化石から引き出した情報からわかることなのです。
 じゃあ他にはどんなことがわかるのでしょうか?今回の子ども教室ではいろいろな研究法を体験してもらいました。

最初に恐竜の化石を研究するといろいろなことがわかることを教えてもらいました。復元されている全身骨格も化石の研究からわかったことを基に組み立てられていることを知って驚きです。

学習室は化石と石の見分け方を学ぶコーナーです。ん〜、どれが化石なんだ?最初は全然わかりません。

顕微鏡で化石のハバース管(血管などの通り道)を見せてもらい、説明をしてもらったあとでもう一度観察すると・・・、ぱっと見ただけじゃ分からなかった石も繊維質な部分があることに気づくようになり、化石と石を見分けることができるようになりました。

恐竜の足の骨の太さを測るとだいたいの体重がわかるんだよ。博物館にあるすべての全身骨格を測ってみました。よく見ると体は同じくらいの大きさなのに骨の太さが全然違う恐竜がいることにも気付きました。恐竜だけでなく、人体骨格の足の骨も同じように測ってみました。

パソコンを使って先ほど測った骨の太さから体重を調べてみました。どの恐竜が一番重かったのでしょうか?カスモサウルスかな?アロサウルスかな?

また、カルチャーセンターでは恐竜の骨をしっかり観察しながらスケッチをします。スケッチが終わったら、博物館へ行って自分のスケッチと見比べてみます。どの恐竜のどの部分の骨なのかな?

「あ、これはアロサウルスのかぎ爪じゃないかな?」
「ん?でも少し形が違う・・・」
「あー!ここだ!」
など、子どもたちはまるで研究者のようでした。

この活動で、より恐竜に詳しくなり、より興味を持ってくれたみたいです。もしかしたら未来の研究者がいるかも・・・!?